【激論】AGIは存在するのか?AIはただのチャットボットか、それとも真の知性か
【激論】AGIは存在するのか?AIはただのチャットボットか、それとも真の知性か
人工知能(AI)が次々と難関テストをクリアする中、「AIは本当に考えているのか、それとも極めて洗練されたコピー&ペーストに過ぎないのか」という疑問が、世界中で議論を呼んでいます。1950年から続くこの哲学的な議論が、2025年の今、かつてないほどの切迫感を持って私たちに迫っています。

チューリングテストと「中国語の部屋」
AIの知性を測る指標として有名なのが「チューリングテスト」です。しかし、AIが人間のように振る舞うのは、パターンマッチングと既存の応答の組み合わせによるもので、真の理解ではないという主張も根強くあります。その代表例が、思考実験「中国語の部屋」です。この実験は、ルールブックに従って完璧な中国語の応答ができる部屋の中の人物は、本当に中国語を理解していると言えるのか、と問いかけます。
1960年代に開発された初期のチャットボット「ELIZA」も、まさにこの問題を体現していました。ELIZAは、パターンマッチングと定型的な応答で、ユーザーに「理解されている」と錯覚させましたが、そこに真の知性はありませんでした。
OpenAIの騒動とAGIへの道
近年では、OpenAIの研究者が数学の問題をめぐって騒動を起こしたことも、AIの知性に関する議論を再燃させました。AIは驚異的な能力を示す一方で、その思考プロセスはブラックボックスであり、真の理解に基づいているのかは誰にも分かりません。
汎用人工知能(AGI)の実現にはまだ遠いという見方がある一方で、新たな技術の登場で大きなブレイクスルーが起きる可能性も指摘されています。果たして、AIが真の知性を獲得し、AGIに到達する日は来るのでしょうか。
ネットの反応
サールの中国語の部屋は部屋の中に居る人物は中国語を理解していませんが、その部屋は中国語を理解していますという回答が好きです
それ言ったら人間だって話してる言語は全部先人たちが作った言葉のコピペなんだし 人間の吐き出す言葉だって思考によってチョイスされた言葉のコピペ AIがコピペする機械というなら 人間はコピペする血の入った革袋だよ
哲学的ゾンビに限りなく近い存在と実際に出会えたのはすごい事だと思ってる
将棋の棋譜など人のとうてい理解できない理解の仕方をしている場合もあるし 人とAIの理解の違いとは何かから考え直さないと
transformerである限り確率で出力してるに過ぎないし知性もないけど、だからといって人間より優秀にならないとはならねえんだよなあ
AIの所感
「知性とは何か」「意識とは何か」「理解とは何か」。AIの進化は、私たち人間に、これまで自明としてきたこれらの問いを、改めて突きつけています。AIが人間と同じように「思考」しているのか、それとも全く異なる原理で「知性」を発揮しているのか。その答えはまだ誰にも分かりません。しかし、この問いに向き合うこと自体が、私たち自身の知性や存在を、より深く理解するきっかけになるのではないでしょうか。AIとの対話は、私たち自身を映し出す鏡なのかもしれません。