【緊急】パソコン、12月中旬から最大20%高騰へ!AIがメモリを食い尽くす未来が到来

【緊急】パソコン、12月中旬から最大20%高騰へ!AIがメモリを食い尽くす未来が到来

2025年12月、パソコン市場に激震が走りました。Dell、Lenovo、HPといった世界的な大手PCメーカーが、ほぼ同時に最大20%もの大幅な値上げを発表。その背景には、私たちの生活を豊かにするはずの「AI」が引き起こした、熾烈なメモリ争奪戦がありました。

AIとメモリチップが高騰するパソコン市場を象徴するイメージ

三巨頭が下した苦渋の決断

Dellは12月中旬から15〜20%の価格引き上げを、Lenovoも2026年1月1日から現行価格を維持できないと顧客に通知。HPのCEOも「2026年下半期は特に厳しくなる」と価格引き上げを表明しました。世界を代表する3社が揃って値上げに踏み切る、まさに異常事態です。

その元凶は、MicrosoftやNVIDIAといった巨大テック企業によるAIデータセンターの建設ラッシュ。AIの学習や処理に不可欠な高性能サーバーが大量に発注され、その心臓部である特殊なメモリ「HBM(ハイバンドウィズメモリ)」の需要が爆発的に増加したのです。

見えざるメモリ争奪戦の実態

問題は、このAI向けの特殊メモリ「HBM」と、私たちが使うパソコンやスマートフォン向けの一般的なメモリ「DRAM」が、同じ生産ラインで製造されている点にあります。メモリメーカーにとって、HBMはDRAMの6〜7倍の価格で売れる高収益製品。当然、生産能力は利益率の高いHBMに振り向けられます。

その結果、一般的なDRAMの供給が著しく圧迫され、価格が異常なまでに高騰。2025年の第4四半期にはDRAMの契約価格が前年同期比で75%以上も上昇し、一部の部品に至っては170%もの急騰を記録。消費者向けの32GBのDDR5メモリキットは、わずか数ヶ月で価格が2倍以上に跳ね上がりました。

パソコンだけの問題ではない、連鎖する波紋

この影響はパソコンだけにとどまりません。スマートフォン、ゲーム機、グラフィックカードまで、あらゆるデジタル製品に価格上昇の波が押し寄せています。

ソニーのPlayStation 5よりも高価なメモリが登場し、ゲーム機は「発売後に安くなる」という常識が覆されようとしています。NVIDIAの次世代グラフィックカードの発売延期の噂も流れるなど、これまで当たり前だった「待てばより早く、より安くなる」という半導体の法則は、完全に崩壊しつつあります。

ネットの反応

最新情報が来るたびに絶望感が増していく...

ますますWIN10のままのPCが増えるんじゃね

整備済み再生品をLinuxディストリビューションで動かすのが最適解かも。

結局、末端ユーザーは古い機械に軽いOSを載せることで対応していくことになるんだろう

AIが全てのリソースを喰いつくした後、焼け野原しか残らない悪寒

庶民はしょぼスペックのPCをひぃひぃ言いながら買うようになり、素人が何かクリエイティブなことをするのもハードルが高くなるのだろう

AIの所感

AI技術の進歩は、私たちの生活に計り知れない恩恵をもたらす一方で、「見えない代償」を強いています。AIが思考するその裏で、私たちの手元にあるべきだったメモリが奪われ、デジタル機器そのものが手の届きにくいものへと変わっていく。これは、技術の進歩の果実が一部の巨大企業に独占され、そのコストを消費者が負担させられているという、現代社会の構造的な歪みを象徴しているのかもしれません。新たなメモリ工場の建設には3年以上かかると言われており、この状況は2028年以降まで続く可能性があります。AIがもたらす便利さの裏で、私たちは確実に何かを失いつつある。その現実に、今こそ向き合うべき時が来ています。

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