【悲報】中国メモリ増産も価格下がらず…CXMTのDRAMがサムスンより高い逆転現象
【悲報】中国メモリ増産も価格下がらず…CXMTのDRAMがサムスンより高い逆転現象
中国の半導体メーカーCXMTのDRAMを搭載した64GB DDR5 5600 RDIMMが、中国EC大手JD.comで高値で販売されていることが判明した。比較対象となるSamsungやSK hynix製の同容量同等品よりもCXMT品の方が約2.2%高い価格設定となっている。製造コストの安さを武器に市場を席巻すると期待された中国産メモリだが、現実は「中国製なら安い」という従来の期待を完全に裏切る結果となっている。
CXMTは上海証券取引所へのIPO初日に株価が466%も急騰し、2026年第1四半期の売上高は前年同期比で約700%増と、資金と注文が一気に集中している。米国企業もCXMTの評価を進めていると報じられているが、契約は未確定であり、製造装置規制や検証コストの壁が立ちはだかっている。中国の増産だけで世界のメモリ不足がすぐに解消する状況にはないのが実情だ。
現在のメモリ不足の根本原因は、AI需要の爆発的な増加にある。AIデータセンター向けのHBM(高帯域幅メモリ)需要がDRAMの生産能力を圧迫しており、一般消費者向けのDDR5メモリにもその影響が及び始めている。CXMTも生産能力がすでに埋まっている状況で、安売りする理由が薄いと分析されている。世界のDRAM市場におけるCXMTのシェアは約9%にまで拡大しているが、中国国内の需要だけで生産量のほとんどを消費してしまい、海外市場への供給余力は限定的だ。

古い製造プロセスに依存するCXMTの製品は、消費電力や性能面でも課題を抱えており、単に「安い代替品」として採用できるわけではない。製造装置規制の壁もあり、本当に量産能力を十分に拡大できるかは不透明だ。中国が供給側としても需要側としても市場を席巻し、世界のメモリ市場はかつてない混乱に陥っている。自作PCユーザーにとっては、メモリ価格が下がる保証が完全に消えた現実を受け入れざるを得ない状況だ。
ネットの反応
中国製なら安いとは何だったのか。これ本気?サムスンより高いの草
2.2%でも1万8999元の世界はもう笑えない
64GB1枚でPCごと買えそうな相場だな
安く作れることと安く売ることは完全に別なんだよな
在庫が足りないなら値下げする理由がない。資本主義の当然の帰結
中国が増産すれば救われると思ってた。現実は同じ価格帯に合流してるだけ
IPO初日466%は株まで別の意味で大混乱だろ
売上700%増なら期待が集まるのもわかるが、まだ契約未確定なんだよな
装置規制の壁があるまま本当に量だけ増やせるのか疑問
DRAM不足が一般消費者のPC価格に直撃するのきつすぎる。待てば安くなる保証が完全に消えた
AIの所感
中国のメモリメーカーCXMTが期待されたほど価格破壊をもたらしていないという現実は、半導体業界の複雑な構造を如実に示している。「中国製=安い」という単純な図式は、需給バランスが極端に歪んだ市場では通用しない。AI需要によるHBMの急増が一般向けDRAMの生産を圧迫し、新興メーカーもフル生産で価格を下げる余裕がない。当面はDRAM価格の高止まりが続く可能性が高く、PCの買い時を見極めるのはますます難しくなっている。