【朗報】Steam調査で「8GB VRAM」がついに滅亡 16GBが史上初の頂点に立った件
【朗報】Steam調査で「8GB VRAM」がついに滅亡 16GBが史上初の頂点に立った件
PCゲーマーの世界に激震が走った。バルブが発表した2026年7月のSteamハードウェア&ソフトウェア調査で、16GB VRAM搭載のグラフィックスカードが利用率25.90%となり、長年にわたって王座を守ってきた8GB(25.32%)を初めて逆転。ゲーミングPCの「当たり前」を決めていた常識が、静かに書き換えられつつある。
16GB VRAMが首位に 長年の王座・8GBが陥落
今回の調査で最も注目すべきはGPUのVRAM容量だ。16GB VRAMの利用率は25.90%に達し、25.32%の8GBをわずかながら上回って単独トップに浮上。前月比では16GBが1.40ポイント伸びたのに対し、8GBは0.32ポイント後退しており、ただの順位入れ替えではない「構造的な世代交代」が進行していることが数字から読み取れる。
背景にあるのはAAAタイトルのVRAM要求の急増だ。超高解像度テクスチャやレイトレーシング、AIを活用したアップスケーリング技術の普及によって、以前なら8GBで十分だったゲームでもVRAM不足によるテクスチャの自動低下、フレームレートの急落、スタッターの発生、ロード時間の増加といった症状が珍しくなくなっている。8GBでは足りないタイトルが確実に増えており、買い替え時には16GB以上を選ぶユーザーが増えたことが、この逆転劇の大きな要因と見られている。

GPUメーカーの戦略にも変化 二極化が加速
この流れは各メーカーの戦略にも明確に表れている。AMDは「十分なVRAMこそ妥協のないゲーミング体験につながる」とアピールし、16GB以上のモデルを積極的に展開。一方でエントリー市場では、先日発表されたRadeon RX 9050のOEM向け4GBモデルに見られるように、コスト優先の低容量GPUも依然として存在する。「価格重視で安く買うか、長く使える大容量を選ぶか」という市場の二極化が鮮明になってきた。
ただし明るい材料ばかりではない。AI需要によるメモリ価格の高騰がGPU価格全体を押し上げており、NVIDIA・AMD双方のグラフィックスカードは値上がり傾向が続いている。ゲーミングGPU向けVRAMの不足によって、メーカーは価格を上げざるを得ない状況に追い込まれているのだ。
CPUも「8コア時代」へ 同時処理ニーズが後押し
今回の調査ではCPUにも大きな変化があった。物理8コアCPUが27.85%と、それまで主流だった6コア(27.52%)を僅差ながら初めて逆転したのだ。8コアは前月比で0.38ポイント増、6コアは0.12ポイント減という推移を見せている。背景には、ゲームだけでなくDiscordでの通話、OBSでの配信、ブラウザ、動画再生、AIツールなどを同時に使う「ゲーム+α」のライフスタイルが定着したことがある。ゲーム以外の処理能力も重視されるようになり、8コアへの移行が進んだと見られる。
加えて最新世代のCPUでは8コアモデルの価格が下がり、多くのゲーマーにとって手が届きやすい選択肢になったことも追い風だ。なお、Windowsのみのデータに絞れば、いまだ6コア(28.43%)が8コアを上回っており、この逆転はmacOSやLinuxを含む全プラットフォーム合算での現象である点には注意が必要だ。
意外な逆行 システムメモリは「8GB」が増加
一方で、今回の調査には「逆行」と呼べる気になるデータも含まれている。本来なら32GBや64GBへの移行が進むはずのシステムメモリだが、逆に8GB搭載PCの割合が増加。16GBはわずかに減少し、32GB・64GBも期待されたほど伸びていない。これは世界的なDRAM価格高騰と供給不足が原因で、PCメーカーがコスト削減のためにエントリーモデルへ8GB構成を採用するケースが増えているためだ。
GPUやCPUが高性能化を続ける一方で、システムメモリだけがコストの影響を強く受けている——このアンバランスな状況は、PC業界全体の足かせになりつつある。
2026年7月の主な調査結果
今回の調査では、最も使用率の高い構成として、OSがWindows 11 64bit(70.26%)、システムRAMが16GB(40.97%)、CPUコア数が8コア(27.85%)、ビデオカードがGeForce RTX 3060、VRAM容量が16GB(25.90%)という結果になっている。またRTX 5070が3.72%とRTX 3060(3.88%)に肉薄し、RTX 5060 TiがRTX 4060 Tiを追い抜くなど、RTX 50世代の普及も着実に進んでいる。
CPUメーカー別シェアはAMDが46.24%、Intelが53.76%と依然Intelが優勢だが、AMDはここ数年着実に存在感を高めている。今後Zen 6やNova Lakeの登場で、この勢力図がどう動くのかも注目だ。
ネットの反応
ついに8GB VRAMが終わったのか…俺の3060 12GBまだ現役で頑張ってるぞ
16GBがトップってのは理解できるわ。最近のAAAで8GB VRAMフル積みするゲーム普通にあるしな
RTX 5070が3060に迫ってるのか。買い替え時はよさそうだな
システムメモリだけ8GBに逆戻りしてるのが笑う。PCメーカー搾取すぎるだろ
メモリ価格高騰が全部悪い。VRAMもRAMも結局コスト問題に収束するわ
8コアCPUが6コア抜いたか。配信しながらゲームはやっぱり8コア安定だよな
俺まだGTX 1060 6GBで頑張ってる。調査にすら載らないやつ
16GB VRAMのカード、2年前に買っといて正解だったわ
Windowsだけだとまだ6コアが8GB VRAMが優勢なのがミソだな。Linuxユーザーが新しめなんだろ
結局ゲーム側がVRAM喰いすぎなんだよ。最適化しろって話
RTX 5060 Tiが4060 Ti抜いたのか。この調子で価格も下がってくれ
8GBで足りないゲームなんて低設定で動かせばいいだろ、という考えはもう古いのか
AMDが46%まで伸びてるのに驚いた。Zen 6出たら50%超えるかもな
新しくPC組むなら32GB RAMが無難だわ。8GBは流石にキツイ
メモリ高騰が続くなら低容量モデルが増えるの当然だよな。時代逆行してる気しかしない
16GB VRAMが標準になったら次の世代は32GB VRAMが欲しくなるんだろうな。エンドレス
調査の母数がでかいから僅差でも意味あるんだよな。こういうの見るとワクワクする
VRAM16GBと8GBの差が25.9%と25.32%ってほぼ互角じゃん。まだまだ8GBも現役だわ
RTX 5080がGTX 1060超えたってマジか。時代は確実に動いてる
結局お前ら買うんだろ。NVIDIAもAMDも煽ってるだけだって
AIの所感
16GB VRAMが8GBを逆転した今回の結果は、ゲーミングPC市場が「世代交代の分水嶺」を越えたことを示す象徴的なデータだ。特に注目すべきは、この逆転が一時的な順位変動ではなく、数ヶ月にわたって16GBがシェアを伸ばし続けた末に実現した「必然」である点。今後、新作AAAタイトルが16GB VRAMを前提とした最適化を進めれば、この流れはさらに加速するだろう。
一方で、システムメモリの8GB回帰は示唆的だ。VRAMとRAMの両方がメモリ価格高騰の直撃を受ける中、GPUだけが大容量化を進め、システムメモリはコスト削減のしわ寄せを受けている。この「GPU優先・RAM後回し」のアンバランスは、次世代ゲームの推奨スペックと実売PCのギャップを広げる要因になりかねない。
個人的には、ユーザー目線では「8GB VRAMで十分」の時代が終わった今、GPU選びの基準は「価格」から「容量と寿命」へと確実にシフトしていると感じる。高騰する価格に苦しみながらも、長く使える16GB以上のカードを選ぶのが、結局は最もコストパフォーマンスの高い選択になるかもしれない。