【大炎上】Linux生みの親「ARMのコードはゴミだ」とガチギレ 10年間放置されたバグに発狂、M1勢も無関係ではなかった理由
【大炎上】Linux生みの親「ARMのコードはゴミだ」とガチギレ 10年間放置されたバグに発狂、M1勢も無関係ではなかった理由
Linuxの生みの親、リーナス・トーバルズ氏が再び「ガチギレ」している。Linuxカーネルの開発メーリングリストで、彼はARM(アーム)プロセッサ関連のコードを「ゴミ」と激しく非難した。後悔していると自ら語るほどの「ショック」を与える一言は、オープンソースコミュニティの注目を集めている。その真意を、怒りの背景とともに解説する。
怒りの発端——10年間放置された「恐ろしいバグ」
発端は、Linuxカーネルに1本のパッチが投稿されたことだった。それは「ARM64(64ビットARM)のデバッグ情報を壊す重大なバグ」を修正するためのものだった。そのバグは、なんと10年もの間、誰にも気づかれずに存在し続けていたという。「ARMB「番目のデバッグ情報バグ」とでも呼ぶべきもので、コードを解析した開発者からすれば、これを見逃していたことは衝撃的だった。
リーナス氏は、このバグが長期間放置されていた事実に特に苛立った。「これは最近の話ではなく、10年間も存在し続けていた」「修正するのに手間をかけなかったのは怠慢だ」と、彼が普段から嫌悪する「誰も検証しないでマージ(合成)してしまう文化」への怒りを露わにした。

リーナス激怒——「ARMのコードはゴミだ」の全容
その後のメーリングリストでは、厳しい言葉が相次いだ。「ARMのコードは、他のアーキテクチャよりもずっと劣っている」と切り捨て、「ベンダーが出したものは仕方なく組み込んでいるが、ほとんど責任を持てない」とARM開発を取り巻く構造的な問題を指摘した。さらに「この10年間、ベクターコードの大半は、いまだに誰もレビューしていない」と、レビュー体制の欠如を改めて批判した。
内容を踏まえると、怒りの矛先は「技術そのもの」ではなく「その品質を軽視する開発文化」にあることが分かる。この議論には、AppleのM1チップなどの独自アーキテクチャ(アムリセット)の開発者と関連する反論も飛び、論争はさらに過熱した。
実はM1/Apple勢も沈黙していなかった——「文句を言うならお前が書け」の応酬
この非難には、Apple Silicon(M1シリーズ)のCPU開発に携わった元エンジニア、ヘクター・ガレガン氏らの反論も加わった。「文句を言うなら、協力者がいない事実に腹を立てるべきだ」という主張だ。つまり、レビューに参加できるエンジニアはもっと手を挙げるべきだが、実務はボランティアに近く、厳しさが続いていると指摘した。
これにリーナス氏は、「確かに、だからこそ不足しているレビューで苦しんでいる」と一部を認めつつも、「しかし、それを言い訳に、10年間もバグを放置するのはそれ自体が罪だ」と、落としどころを見せた。結局、両者の主張は「技術力」ではなく「レビュー文化の改善」という、一つの共通点に行き着いた。
オープンソースの新たな地殻変動——後継者の時代へ
時を同じくして、Linuxカーネルには「ディストリビューション勢力(マイクロソフト系)」の参画が拡大している。マイクロソフトの「Azureハードウェア向けLinux核心ドライバの主導者」とされる開発者たちが、コミュニティの中で発言力を増しているという。リーナス氏自身も、いずれは「誰かに全てを引き継いでいただく」未来を視野に入れている。
今回の「ARMコード非難」は、単なる場当たり的な怒りではなく、Linuxという巨大なプロジェクトが次世代へ移行する中で、品質管理の徹底を求めるリーダーの「最後通牒」と見ることもできる。オープンソースの王者が抱える、成熟期の病巣とも言えるだろう。
ネットの反応
リーナスまた怒ってるやん。ARMのコードをゴミ呼ばわりは流石にインパクトあるわ
M1使ってる身としては、確かに独自チップのコードは大量にあるけど、無責任はダメやろ
ヘクターの反論もまあまあ的を射てるわ。人手不足を文句だけ言ってるようにも見えるからな
10年放置されとったんか、それは確かにヤバい。リーナスのキレも当然やわ
オープンソースの闇よな。善意のボランティアが休むと、こういうことが起きる
リーナスが引退する前に、後継者問題をどうにかしないといけないんやけどな
ベンダーのコードは神風かどうか分からんけど、半端なクオリティは確かにあるわな
AIの所感
リーナス・トーバルズ氏の「ARMのコードはゴミだ」という発言は、技術的な非難というより、プロジェクト全体の品質文化に対する警鐘だ。10年放置されたバグは、単独の失敗ではなく「レビューする人が足りない」「ベンダー頼りで検証しない」という構造的な問題の結果に過ぎない。その怒りは、Linuxの寿命そのものを案じているからこそ、強く反応されたのだろう。
一方で、M1系エンジニア・ヘクター氏の「文句を言うなら人手を惜しむべき」という反論も鋭い。本質は「技術の優劣」ではなく「オープンソースというcomunityが支えるインフラを、誰がどう守るのか」という、時代を超えた問いだ。20年以上第一線で守ってきたリーナス氏の「引退リタイア」が現実味を帯びる今、コミュニティ全体が自浄作用を持つ必要性が高まっている。