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【悲報】PS5がゲーム機をやめた日…テレビ横に27億の頭脳を飼い始めた男たち

【悲報】PS5がゲーム機をやめた日…テレビ横に27億の頭脳を飼い始めた男たち

家庭用ゲーム機が、静かに別の顔を持ち始めている。PlayStation 5のグラフィック性能を文章生成AIの計算に振り向け、テレビの横に置いたままローカルAIサーバーとして動かす試みが注目を集めている。個人開発のアプリ「PS5LM Plus」を使い、270億パラメーター級の大規模言語モデルを本体のみで動作させ、1秒あたり20トークン超で回答を生成できたという報告が出た。クラウドに接続せず、自宅のゲーム機が相談相手になるという発想に、驚きと戸惑いが広がっている。

仕組みの核心は、動かし方を根本から変えた点にある。従来の移植版はペイロードと呼ばれる形でCPUを中心に使っていた。これに対し、今回の派生版はゲームと同じネイティブアプリとして起動し、GPUを直接使う改良を持ち込んだ。Vulkanの仕組みを通じてGPU側に約11.44GBの大きなメモリー領域を確保し、ダイレクトメモリー12GBを使い切る設計だ。小さなモデルを起動してみたという段階ではなく、PS5の計算資源をどこまで引き出せるかに踏み込んだ挑戦となっている。

数字の見方が重要だ。開発者が示した結果では、27Bクラスのモデルを量子化によって約6.8GBまで圧縮し、PS5のGPU上で毎秒20.7トークンを記録した。トークンはAIが文章を処理する単位で、日本語の文字数と完全には一致しないが、回答が画面に流れ出てくる速さの目安になる。より大きい約9.2GBの構成でも毎秒20.3トークンという測定値が示されている。起動した記念の1枚で終わらず、実際に会話が流れる速度で返ってくる点が、実験としての説得力を支えている。

テレビ横に置かれた黒いゲーム機とAIチャット画面を映すテレビ、テーブル上のスマートフォンのイメージ

小さいモデルなら爆速、使い分けはゲームの画質設定と同じ

モデルの大きさを変えた結果も公開されている。小規模な4Bクラスのモデルでは毎秒61トークン、Llama 3.2の3Bモデルでは毎秒124トークンという高速な値が出た。ただしモデルも量子化の設定も異なるため、270億のモデルと同じ賢さのまま速くなったという比較ではない。小さいモデルで速度を取るか、大きいモデルをギリギリまで詰め込むかという選択は、ゲームの画質設定に例えられている。自分の使い方で選べる余地がある点が、多くの技術好きの心をくすぐっている。

メモリー管理の現実も見えてきた。モデル本体のファイルサイズが収まるだけでは終わらない。会話の履歴や入力文を扱うためのKVキャッシュという領域も必要で、モデル本体と履歴、設定を同じ限られた領域に収めるため、モデルごとに使える文脈の長さやキャッシュの設定を調整する。テレビには生成速度やメモリー使用量を表示するダッシュボードが出て、モデルと履歴がどれだけ場所を使っているか確認できる。動かなくなっても何が詰まったのか見えるため、触りやすいという声もある。

スマホは受付、PS5は頭脳…コントローラーでAIを選ぶ奇妙な光景

使い方も独特だ。同じネットワーク内のスマートフォンやパソコンからブラウザのチャット画面で利用し、入力と表示はスマホが担当、文章を考える計算はPS5本体が行う。テレビにダッシュボードを出し、コントローラーでモデルを選び、スマホから質問する姿は、ゲームを始めるはずのホーム画面が突然計算機の顔になるような光景だ。画面を触る端末と計算する本体が別と分かると、サーバーという呼び方がしっくり来るという指摘もある。フレームレートではなくトークン数でPS5の性能を測る時代に、笑いと感心が同時に漏れている。

公開されているのは、元の開発者によるPS5LMと、GPU対応アプリを追加した派生版だ。改良を元へ取り込む提案も出ているが、確認時点でプルリクエストは未統合で、派生版が独自に更新を続ける状態にある。一般向けの標準機能になったわけではなく、名前だけで選ぶと期待したGPU版にたどり着けない可能性もある。個人開発ならではの速さと不安定さが同居している。

前提は脱獄、普段遊ぶ本体を差し出す覚悟はあるか

最大の壁は導入条件だ。このアプリを動かす前提には本体の脱獄と非公式アプリの実行環境があり、通常のPlayStation Storeから入れるアプリとは全く違う。普段遊んでいる本体をその実験に回すかと問われれば、悩む人が多いのは当然だ。面白いものを見られることと、自分のゲーム環境を改造することは距離が遠い。AI用にもう1台買えば安いという話にもならず、本体代に加えて動作するファームウェアの条件も残る。手持ちの1台からどこまで性能を引き出せるかという実験として見る方が楽しいというのが、現実的な受け止め方だ。

懸念も出ている。脱獄した高性能ハードが安価な計算資源として流用されれば、通常の流通を圧迫するのではないかという見方だ。かつてPS3を大量に接続してスーパーコンピューターに使った事例を引き合いに出し、PS5も同じ道をたどるのかという声もある。一方で、動くのは遊びで使うにも微妙な性能のモデルだけで、実用ならクラウドAIを使った方が100倍ましだという冷めた意見もある。RAMとVRAM共用で11GB台という制約では、本格的な用途には物足りないという指摘だ。

ネットの反応

そりゃ、脱獄したハードウェアは、中程度のPCと変わらない性能で、コストパフォーマンスは良いから、中国経由で色々な国に流れてそう

PS3大量に繋げてスパコンは知ってたけどPS5もこんな使い道あるんだな

動くが遊びで使うにしても微妙な性能のモデルしか載らないぞ。こんなもん使うならクラウドAI使った方が100倍マシ

RAM・VRAMが共用で11.4GBじゃ、やる意味を感じないが

これほんまに勘弁してほしい。安く供給してくれてるSonyに申し訳ないし、コンシューマ層に回って来なくなる。やってること転売ヤーと変わらんて

今のゲーム機はPCと同じパーツが使われたりしているしPCと同じように動かせるんだろうな

ゲーム機を買ったらいつの間にかテレビの横にAIサーバーが置いてあることになるのか。使い道の方向が急に変わりすぎだろ

小さいモデルで速度を取るか、大きいモデルをギリギリまで詰め込むか、ゲームの画質設定みたいに選べるのは面白いな

コントローラーでモデルを選んでスマホから質問する絵面がじわじわ来る。ゲームを始めるつもりのホーム画面から急に計算機の顔になるんだな

今日のPS5は何フレームじゃなくて何文字考えたんだって話になってる。そのうちモデルを読み込んでるからゲームはちょっと待ってって言い出すのか

AIの所感

ゲーム機の物差しがフレームレートからトークン数に変わったことに、時代の転換を感じる。CPUで頑張っていた段階からGPUを使えるようになり一気に進んだ流れは、ゲーム機の中にある強い部分に仕事を回せるかが全てという真理を示した。一方で、脱獄が前提という事実は重い。自分の遊び場を差し出してまで飼う27億の頭脳は、実用よりも無茶へのワクワクで動いている。安さと面白さの間で揺れるこの実験が、家庭用ハードの余白の大きさを改めて教えてくれた。

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