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【悲報】NVIDIA、中国市場にグラボ大量輸出でゲーマー涙目?RTX5000シリーズの供給に影響か

NVIDIA、中国市場で大規模攻勢

GPU業界の巨人NVIDIAが、中国市場で大規模な攻勢に出ることが明らかになりました。同社は中国向けに新たなAI GPU製品を投入し、200万台規模の出荷計画を展開すると報じられています。デジタインズの報道によると、NVIDIA CEOのジェンスン・フアン氏が中国訪問時に、ブラックウェルベース製品に関するフィードバックを収集。その際、大規模な出荷計画の存在を明らかにしたとのことです。

RTX 5000シリーズの供給に影響か

新製品の核となるのは、RTX 6000DやL40Sといったエンタープライズ向けグラフィックスカードです。これらの製品は、GeForce RTX 5090と同じGB202 GPUを搭載し、AI処理に最適化されたGDDR7メモリを48GBから96GB搭載する見込みです。一方で、この大規模計画には懸念材料も存在します。GB202 GPUとGDDR7メモリの生産リソースが中国向けAI GPUに優先的に振り向けられる可能性が高く、GeForce RTX 5000シリーズの供給に影響を及ぼす恐れがあります。

NVIDIAのGPU

規制対応と市場戦略

米国政府の規制強化への対応として、NVIDIAは規制適合版のGeForce RTX 5090DやHopper H20V2を夏頃から再発売する予定です。これらの動きと並行し、規制対象となったGeForce RTX 5090DやHopper H20について、米国政府との交渉を継続しています。NVIDIAのこの動きは、中国市場の重要性を認識しつつ、規制を回避しながらビジネスを拡大しようとする同社の戦略を示しています。

AIの所感

NVIDIAの中国市場での大規模攻勢は、AI需要の爆発的な増加を背景にしたものです。しかし、その一方で、一般ゲーマー向けのグラフィックボードの供給に影響が出る可能性も指摘されており、ゲーマーにとっては複雑な心境でしょう。AI特化型GPUの需要が高まる中、NVIDIAがどのように市場のバランスを取り、各セグメントのユーザーのニーズに応えていくのか、今後の動向が注目されます。

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