
【悲報】Intel 18Aプロセス、歩留まり率わずか10%で絶望!次世代CPU「Panther Lake」量産危機か?
【悲報】Intel 18Aプロセス、歩留まり率わずか10%で絶望!次世代CPU「Panther Lake」量産危機か?
Intelが社運をかけて開発する最先端18Aプロセス技術が、深刻な製造上の課題に直面しています。次世代プロセッサー「Panther Lake」の量産開始を控え、歩留まり率の低さが同社の復活シナリオに暗い影を落としています。ロイター通信の報道によれば、現在の歩留まり率はわずか10%にとどまり、量産に必要とされる50%以上にはほど遠い状況です。
10個作って1個しか使えない…危機的な状況
2025年8月、ロイター通信が報じた内容は半導体業界に衝撃を与えました。Intelの18Aプロセスで製造されるPanther Lakeチップの歩留まり率がわずか10%にとどまっているというのです。これは、ウェハー上に作られた10個のチップのうち、実際に使用できるのは1個だけという、まさに危機的な状況を示しています。さらに深刻なのは、チップに含まれる欠陥の数が、高密度量産に必要な水準の3倍に達しているという事実です。これは単に歩留まりが低いだけでなく、製造プロセスそのものに根本的な問題があることを示唆しています。
野心的な挑戦が裏目に:リボンFETとPowerVia
18Aプロセスは、Intelが競合他社、特にTSMCとの技術格差を一気に縮めるために開発した野心的な技術です。この技術には、リボンFETと呼ばれる次世代トランジスタ構造と、PowerViaという革新的な裏面電源供給技術が組み込まれています。しかし、これらの未成熟な技術を一つのノードに詰め込んだことが、現在の製造上の困難を招いていると見られています。一部業界関係者は、この戦略を「ヘイルメリーパス」、つまりアメリカンフットボールで試合終了間際に行う一か八かの長距離パスに例えています。
新CEOリップ・ブータンの手腕が試される
2025年3月にCEOに就任したリップ・ブータンは、この困難な状況を引き継ぐことになりました。彼は元ケイデンス・デザイン・システムズのCEOとして輝かしい実績を持つ人物ですが、Intelの命運を左右するこの局面で、その手腕が真に試されることになります。ブータンCEOは、コスト削減策としてドイツとポーランドで計画されていた工場建設を中止するなど、全任者のパット・ゲルシンガーが投じた巨額投資からの大きな方向転換を図っています。
ネットの反応
10%ってやらないほうがマシじゃん
intelには頑張ってほしいなTSMC一強は価格が高騰しそう
「18Aで大逆転する体」でグロい額の公金をぶちこんで製造部門の設備投資をしてきたintel。もうそろそろ製造部門を切り離さないとやばいと思う。
歩留まりがガチャすぎて作れば作るほど赤字じゃん
AIの所感
Intelの18Aプロセスにおける歩留まり問題は、同社の将来に暗い影を落としています。しかし、これは単なる技術的な問題に留まらず、半導体製造の難しさ、そして野心的な挑戦がもたらすリスクを浮き彫りにしています。新CEOリップ・ブータン氏の手腕が試される正念場ですが、この困難を乗り越えられれば、Intelは再び半導体業界のリーダーとしての地位を確立できるでしょう。逆に、失敗すれば、Intelが最先端プロセス競争から脱落する可能性すら示唆されています。今後のIntelの動向は、半導体業界全体の勢力図を大きく左右する重要な要素となるでしょう。