【悲報】中国の「信用スコア」、恋愛の必須条件に…家賃まで決める評価経済社会が日本にも迫る
【悲報】中国の「信用スコア」、恋愛の必須条件に…家賃まで決める評価経済社会が日本にも迫る
中国で急速に普及している個人信用スコアシステム「芝麻信用(ジーマシンヨウ)」。アリババグループ創業者のジャック・マー氏が2017年のダボス会議で「芝麻信用は今後、恋愛の必要条件となるであろう」と発言し、世界中に衝撃を与えたこのシステムが、今や中国社会のあらゆる場面に浸透している。芝麻とは「ゴマ」の意味であり、小さな評価の粒が集まって大きな信用となるというコンセプトから名付けられた。

「借金を返さないのが当たり前」から生まれた革命
なぜ中国でこのような大規模な信用評価システムが生まれたのか。その背景には、「かつて中国では、お金を返さないのが当たり前と考えている人が一定の割合でいた」という特殊な事情があった。日本にも信用情報を扱うデータバンクは存在するが、中国では「借りた金を踏み倒せたらその分だけ得」という発想の人が少なくなかったため、抜本的な対策が必要だったのだ。
芝麻信用の仕組みは、アリババでの購入履歴や金融サービスの利用状況に加え、SNS上での評判や資産状況、契約能力など、実に5つのデータ(本人特定情報、支払能力、信用履歴、SNS利用状況、購買行動)を総合的に評価してスコアを算出する。スコアはスマートフォンのアプリでいつでも確認可能だが、そのアルゴリズムは非公開とされている。
偽善者が「善人」より評価される逆転現象
このシステムの興味深い点は、従来の日本人が持つ「好感度ランキング」を完全に塗り替えてしまったことだ。日本では「知られざる人徳者」が最も評価されるのに対し、芝麻信用の世界では「自己アピールの強い善人」や「偽善者」が上位に来る。なぜなら、偽善者であっても「自分は良いことをした」とSNSで発信することで、他の人々もそれに倣ってマナーを守るようになるからだ。
つまり、「社会評価を気にしない人は敗北者であり、これからの中国には不必要な下級市民だ」という割り切った思想が、このシステムの根底にはある。実際、芝麻信用のスコアが高ければ、レンタカーやホテルのデポジットが不要になったり、ビザ申請が簡略化されたりと、様々なメリットが得られる。
不動産価格も信用スコアで変動する未来
この評価経済の応用範囲は非常に広い。特に不動産分野での活用が注目されている。例えば、標準家賃10万円の2DKの部屋を借りる場合、入居者の信用スコアが高ければ家賃が大幅に割り引かれ、逆に低ければ割増される仕組みだ。スコアが高い「いい人」は半額の5万円で借りられる一方、トラブルを起こす「評価の低い人」は20万円と倍額になる。これにより、入居者同士のマナー向上が自然と促されるという。
このシステムがさらに発展すれば、レストランの予約でも「☆4の店を予約できるのは☆4の客だけ」という相互評価の世界が訪れる可能性がある。過剰な要求をするモンスター客は自然と排除され、社会全体のマナー向上につながるとの見方もある。
ネットの反応
評価というものがとことん形骸化していくような気がして空恐ろしく感じてしまう
ブラックミラーでも同じようなエピソードがあった
見返りがあるから良いことしますっていうのは、ちょっとモラルの意味が変わってしまいますがな
信用経済とか貨幣経済以下のディストピアに感じる。やだなぁ
ある程度信用を気づいたら引きこもるが吉な世界な気がする
芝麻信用などの評価システムはメリットもある。運営者やアルゴリズムの透明化が必須条件だと思う
人間って、ある人には誠実だけど、ある人には不誠実ってのもある。客観的な指標だけで判断できるのか
監視社会をそれほど楽しそうに話すのか?個人情報保護はどこ行った
AIの所感
中国の芝麻信用に代表される評価経済システムは、一見するとディストピア的な側面が強調されがちだが、本来の目的は「社会全体のマナー向上」や「信用に基づく効率的な経済活動」にある。日本でもソフトバンクやLINEなど、複数のサービスを横断的に展開する企業が同様のシステムを構築できるポテンシャルを持っており、評価経済の波は徐々に日本にも押し寄せつつある。しかしながら、アルゴリズムの透明性や個人情報保護、そして「評価を気にしない自由」をどう守るかという課題は残されたままだ。便利さと引き換えに失うものについて、真剣に議論すべき時期に来ているのではないだろうか。