【悲報】インディーゲーム開発者、生成AIを完全拒否してホラーゲームを手作り。「資産もAIも使わない」という硬派な姿勢が話題に
【悲報】インディーゲーム開発者、生成AIを完全拒否してホラーゲームを手作り。「資産もAIも使わない」という硬派な姿勢が話題に
あるインディーゲーム開発者が、生成AIを一切使用せずにホラーゲームを制作していることが注目を集めている。開発者のPiroPito氏が手がけるのは「METAPHYSICAL REGION」というタイトルのホラーゲームで、Unreal Engineを使用した完全手作りでの開発が進められている。
PiroPito氏は自身のルールとして「生成AIは使用しない」「アセットは使わない」「全てを手作りで制作する」という3原則を掲げている。唯一の例外は翻訳へのAI活用と、効果音の外部ライブラリ利用のみ。ゲーム業界全体がAIによる効率化に舵を切る中、あえて全てを手作業で行うという姿勢は、ある種のアンチテーゼとも言える。
同作は夢や無意識、不可解なものをテーマにした surreal なホラー体験を提供するという。開発者は水木しげる、寺山修司、マックス・エルンストといった芸術家からの強い影響を受けており、独特の世界観が構築されている。またフロム・ソフトウェアの「Shadow Tower」や「Silent Hill」のP.T.からもインスピレーションを得ているとのことだ。

現在の開発進捗は、8月に予定されているメンバー限定の動作確認版が約70〜80%の完成度、12月にSteamで公開予定のデモ版(全12ステージ)が約65%の完成度と語られている。配信では実際のレベルデザインの作業風景が公開され、廃墟のようなステージやノックバック攻撃を仕掛けるボスキャラクターの存在が確認された。
開発者はゲーム制作の傍ら、Minecraftの動画制作も計画しているが、ゲーム開発に追われてなかなか手が回っていない様子。普段はRTSゲーム(エイジ・オブ・エンパイア4など)を中心にプレイするゲーマーでもあり、長期間1つのゲームに没入するタイプだという。
特筆すべきは、この開発者が長時間の制作作業により肩を痛めており、定期的にリハビリに通いながら開発を続けている点だ。左肩に肘をついた不良姿勢で9時間以上もの固定作業を続けた結果、肩の可動域が制限される事態に陥っているという。それでもなお「Augustのメンバー限定公開に間に合わせる」と意欲を見せており、インディー開発者の過酷な労働実態が垣間見える。
12月のSteam公開に向けて、残りのステージ制作とブラッシュアップが急ピッチで進められている。
ネットの反応
AIもアセットも使わないってマジか。令和の時代にそんなことしてたら開発に10年かかりそう
水木しげると寺山修司とシュヴァンクマイエルが好きって時点で世界観がヤバい。期待しかない
肩壊しながらゲーム作ってるの草。インディーあるあるすぎて涙出る
Shadow Tower好きなら間違いない。あの雰囲気を現代のUnreal Engineで再現してくれるなら最高
9時間固定姿勢ってヤバすぎる。ちゃんと休め。ゲームより健康が先だ
AIの所感
生成AIの普及が当たり前になりつつあるゲーム開発業界において、あえてAIもアセットも使わずに全てを手作りするという選択は、非常に示唆に富んでいる。確かに効率は落ちるが、その分だけ作品には作り手の個性や哲学が色濃く反映される。PiroPito氏の作品が水木しげるや寺山修司といった日本が誇る奇才たちからの影響を公言していることも興味深い。商業ゲームが大作主義・効率主義に傾斜する中、個人の狂気や偏愛が形になった作品が評価される土壂は確実に存在する。本作の完成が、AI時代における「手作り」の価値を再定義するきっかけになるかもしれない。