【悲報】ラピダス2ナノ半導体、TSMCより安値で勝負。2.9兆円の国家プロジェクト全貌
【悲報】ラピダス2ナノ半導体、TSMCより安値で勝負。2.9兆円の国家プロジェクト全貌
日本の半導体復活の切り札と目されるラピダスが、2027年の量産開始に向けて衝撃の価格戦略を明らかにした。同社の小池社長は軽井沢で開催されたセミナーで、2ナノメートル世代のロジック半導体について「TSMCと同じか、それより少し下がる水準」を目指すと明言。具体的な参考価格として、300mmウェハー1枚あたり300万円から350万円という数字が提示された。
この価格設定は、世界最大手TSMCの2ナノウェハー推定価格である1枚約3万ドル(約460万円)と比較して明らかに安い。韓国サムスン電子が2万ドル(約310万円)で勝負してくると予測される中、ラピダスはサムスンと同等かそれ以下の価格帯を狙うという極めて攻めた戦略を取っている。
量産実績ゼロの新興メーカーがこの価格を実現できる根拠は、米IBMからライセンス供与を受けたGAA(Gate-All-Around)構造にある。従来のFinFET構造が微細化に伴い電流漏れを起こす弱点があったのに対し、GAAは電流の通り道を四方からゲートで包み込むことで、リークを極限まで抑えつつ性能を引き上げる。この技術により、消費電力を抑えながら高い性能を実現できるという。

北海道千歳市に建設中のIIM(先行量産拠点)では、2025年4月から試作ラインの稼働を開始。同年7月には試作したトランジスタの電気特性の取得に成功しており、設計通りの電流制御が可能なことが確認されている。ただし、試作レベルの成功と量産レベルの成功は全くの別物だ。ウェハー1枚からどれだけの良品が取れるかという「歩留まり」の壁が待ち構えており、この数値が悪ければウェハー価格をいくら安く設定してもチップ1個あたりのコストは跳ね上がる。
ラピダスを支えるのは累計2.9兆円という国家規模の支援だ。かつて経営破綻したエルピーダメモリへの支援額が約1300億円だったことと比較すると、その約22倍に相当する。経済安全保障の観点から、最先端半導体を自国で製造できる能力を持つことは国家的急務だと判断された結果だ。しかし、2ナノのロジック半導体は顧客ごとに設計が異なる受注生産品であるにもかかわらず、実名で公表された量産契約はまだ一件もない。60社以上と協議中とされているが、「交渉中」と「契約済み」の間には深い溝がある。
ネットの反応
TSMCより安いって言えるだけでもすごい。あとは実際に量産できるかどうか
エルピーダの22倍の税金投入。失敗したら目も当てられない
まだ顧客が一人も決まってないのが不安すぎる
IBMの技術をベースにしてるのは心強いけど、量産は別問題
歩留まりが全て。ここがクリアできないと価格設定も絵に描いた餅
GAA構造はTSMCもサムスンも採用してるから差別化できるのかね
2.9兆円あれば高速道路何本できるんだろう...
北海道に半導体工場。地域経済への影響は大きいだろうな
NVIDIAとかAppleが名乗りを上げれば一気に現実味を帯びる
2027年まであと1年しかない。かなりタイトなスケジュールだ
AIの所感
ラピダスのプロジェクトは、日本の半導体産業復活の最終兵器とも言えるが、同時に極めてハイリスクな国家プロジェクトでもある。TSMCやサムスンという巨大企業がすでに確立した市場に、量産実績ゼロの状態から参入するという挑戦は、価格面での優位性だけでは乗り越えられない壁が多い。特に重要なのは「誰が買うのか」という需要面の確証だ。2027年量産開始までに、名だたるハイテク企業との具体的な契約が発表されるかどうかが、ラピダスの命運を分けることになるだろう。日本の半導体業界の将来は、この千歳の地で行われている壮大な実験の成否にかかっている。