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【悲報】大企業の「あの人に聞けばわかる」、AIどころかたった16%しか仕組み化されてなかった

【悲報】大企業の「あの人に聞けばわかる」、AIどころかたった16%しか仕組み化されてなかった

従業員1000人以上の大企業で働く課長クラスに対し、職場約200人を対象に「業務の引き継ぎや暗黙知はどうなっているか」を本格的に聞き取った調査がある。その結果は、いくら巨大な組織であっても、いざという時の知識がいかに脆いかを浮き彫りにするものだった。

広い会議室に一人で座る会社員と積み上がった書類とスプレッドシートのイメージ

9割近くが「組織的な仕組み」を持っていない

調査によると、ベテランが長年培ってきた判断基準や勘所を、組織全体で体系的に記録し、いつでも更新できている企業はわずか16.5%だった。これに対し、一部の部署だけで取り組んでいる企業が37.0%、そして組織としてまったく取り組んでいない企業が46.5%に達した。

つまり大企業であっても、結局のところ「あの人が知っているから、とりあえず聞けばなんとかなる」という属人化の壁に頼り切っているのが実態だ。マニュアルを作った人にしか読めない、あるいは作った人しかメンテできないという構造的欠陥は、どの組織でも共通して見られる。

現場が本当に欲しいのは「時間」だった

現場が求める支援策を聞くと、トップは「時間の確保」で53.5%、次いで「マニュアル作成ツール」が47.5%、「プロセスの標準化」が44.0%という順だった。道具やシステムよりも前に、そもそも書き残すための余白そのものが現場から奪われていることが分かる。

一方で、専用のナレッジツールを実際に使っている企業は7.5%にとどまり、代わりにWordやExcelが46.0%と半数近くに達した。新しいツールを導入しても結局使われず、部署ごとに独自フォーマットが乱立する。さらに「ファイル名に『最終版』『修正版』が増え続ける」といった光景は、どこの会社でもおなじみのはずだ。

「AIで解決」の前に越えるべき壁

ここで興味深いのは、専用ツールの利用率の低さである。いくら生成AIやナレッジ活用ツールが脚光を浴びても、現場に「業務を止めて書き残す時間」が与えられなければ、導入しても誰も使わない。部署ごとの独自フォーマットが乱立する状態では、新しい道具を入れてもただ入力項目が増えるだけになる。

また、暗黙の勘所を言語化できるのも結局はベテラン層に偏っている。判断の理由まで残さなければ、手順書だけでは後任はすぐに詰まる。成功事例を宝のように集める前に、まずは現場に「書くための余白」を作ることこそが急務だという声が根強い。

WordやExcelが悪いのではなく、運用の問題である。会社の知識が人の頭の中にしかない状態は、その人が退職あるいは休職した瞬間に組織全体が機能不全に陥ることを意味する。これは単なる効率化の話ではなく、事業継続そのもののリスクである。

ネットの反応

16.5%しか仕組み化できてないって、大企業でも結局「あの人に聞け」文化なんだな。笑えないわ。

新しいツール入れても使わん人いるからな。それより部署ごとの独自フォーマット乱立までセットってのが痛い。

意識を変えろと言う前に、時間と道具をよこせや。現場の本音はそうだろ。

ベテランが辞めた瞬間に積むやつ、何度も見た。判断理由まで残さないと手順書だけでは無理。

成功事例の恐竜より先に現場の余白がないんよ。まずは書く時間をください。

WordとExcelが悪いというより運用の問題。ファイル名に最終版修正版が増える未来、うちの会社そのもの。

会社の知識が人の頭にしかないの普通に負債だよな。AI導入以前の問題。

道具よりも業務を止めて書く時間が必要なんよ。そこを誰も認めない。

AIの所感

この調査が示すのは、AI活用の成否はツールの優劣ではなく、そもそも「言語化された知識」が組織に存在するかどうかにかかっているという冷たい現実だ。いくら優秀な生成AIを導入しても、投入する元データが個人の頭の中に閉じ込められていては、何も動き出さない。大企業こそ、専用ツールの導入より先に「書き残す時間」を正当な業務として認め、暗黙知を形にする土壌を整えることが求められている。

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